ヤフーが副業人材(ギグパートナー)の募集を開始しましたね。
ユニークな制度を実施するところが、「さすがヤフー!」という感じでしょうか。
では応募する側にとって、果たしてこの制度は損なのか、得なのか?
メリットとデメリットを考察しました。
ギグパートナー募集 - 採用情報 - ヤフー株式会社
*ギグパートナーは雇用形態は「業務委託」での提携です。社員として雇用される訳ではないので、この点ご注意を!
以下、『戦略アドバイザー』職を例にとって見てみましょう。
契約内容
職種:戦略アドバイザー
業務時間:最大5時間程度/月
報酬見込み:5万円程度/月
契約期間:2ヶ月
仕事内容: インターネットサービスの企画立案
CSO(最高戦略責任者)安宅和人と「シン・ニホン」をテーマに、withコロナ、ニューノーマルの世界を見据えた上で、日本を元気にするためのインターネットサービスの企画立案を行っていただきます。
良い点(メリット)
- 地方にいてもヤフーと仕事ができる
- 実際に事業化された場合、「実績」として自分に価値がつく
- ヤフーのリソース(資本、人材)を使って自分のアイデアを形にすることができる。
- ヤフーおよび他のギグパートナーとの人脈が作れる→今後、別の形で一緒に仕事できる可能性も(!?)
- 「給与所得」ではなく「事業所得」になる。社会保険料などが引かれずに金額そのままもらえる。
- 時間単価にして1時間1万円は正社員より高い(笑)
懸念点(リスク・デメリット)
契約内容に注意を払わないと、損することが多い
- 出張が発生した場合の交通費などの経費の負担は?
面接時に確認必要。じゃないと、赤字が出る可能性あり。
- 業務時間が、想定を超える場合は?
「5時間程度で5万」とありますが、5時間を超える部分はどう扱われるのか。ミーティングが5時間としても、調査や資料作成などで超える可能性あり。この分も見越して提携金額を交渉するか、契約稼働時間を超える分の取り扱いについて、契約書に盛り込む必要あり。
私ならやるかどうか
私が戦略アドバイザーに適する能力を持っていたとして「やらない」ですね。
理由は
・提供する価値に対して報酬が低い。
契約終了後も「事業で出た収益の○%がもらえる」とかなら旨味ありますが(^-^)
・ベースが「時間給」の考え方で、副業でまで「時間給」の働き方はしたくないから
ただ、そこで得られる経験と人脈には価値を感じますね!
報酬度外視して、人脈と経験を目的にする方はチャレンジしてみては!?
報酬度外視して、人脈と経験を目的にする方はチャレンジしてみては!?
以上、ヤフー副業人材に関する考察でした。